友桝飲料のn.e.o(ネオ)。
生姜本来のジリッとした辛さがしっかりと喉に残る、お気に入りのジンジャーエール。
どこにいるの
窓のそばにいるよ
何をしてるの
何にもしてないよ
ハンバートハンバートの『おなじ話』。
もたいまさこさん演じるマコトが、銭湯のフロアの片隅で子供を寝かしつけながら口ずさんでいる。映画マザーウォーターのワンシーンである。子守唄がハンバートハンバートの曲だなんて、素敵。
そのシーンの後、「何か飲みます?」と聞かれたマコトは「じゃあ、ジンジャーエール。」と答える。そこで手渡されるのがn.e.o(ネオ)。このジンジャーエールはもたいさんのお気に入りで、自ら撮影に持ち込んだのだという。
一度飲んでからというもの、僕のお気に入りにもなった。
日々過ごしていると、身体や心が、少しずつ「ズレて」くる。
心身を元の場所に戻したいときに、僕が求めるのがn.e.oなのだ。
お気に入りのものは、お気に入りの場所で堪能するのが、いい。
河川敷へ行って、飲むことにしよう。
自然のなかに置いても素敵なn.e.o(ネオ)のデザイン
瓶のデザインが素敵だ。良い、好き、と思うデザインは、不思議と自然の中に置いても気持ちがいいものが多い。なぜだろう。
小ぶりな瓶は、部屋に置いておいてもかわいいし、手にしたときの懐っこさもたまらない。プロダクトとしてかわいいと、飲むときの気分も上がる。
黒一色のシンプルなロゴ
ジンジャーエールの淡い黄色の上に浮かぶ、黒一色のシンプルなロゴ。
沈殿している原液をゆっくりと瓶を逆さにして混ぜていく。全体が同じくらいの濃さになれば準備は完了だ。
マザーウォーターのようにじんわり沁みる味。喉越しの辛さがたまらない
口に含めば生姜の爽やかな香りが鼻腔を抜ける。そして何と言っても、n.e.oで一番好きなのは、喉越しだ。ジリジリジリジリ。生姜本来の辛味が喉で踊る。炭酸は強くない。
n.e.oの開発は、「本当に美味しいモスコミュールを作りたい」というバーテンダーの声から始まったらしい。小さな瓶に入っているこのジンジャーエールは、素材本来の味が活かされた、カクテルにも使えるくらい濃縮された一杯だ。
誤魔化しのない、率直な味。身体に響き、じんわりと沁みていく。
マザーウォーターを観ているときの感覚に、似ているのかもしれない。じっくり、じんわりと、効いてくる。
派手な展開はない。穏やかな水面を眺めているような、ゆったりとした心地よさに身を任せたくなる映画だ。しかし、時折、「素」の部分にスッと入ってくるセリフや描写がある。生姜のジリジリっとした辛みにも似たその刺激は、役者それぞれの「旨み」が味わえるからこそ感じられるものなのだと、思う。
劇中のもたいさんのように、一気に飲み干すことが多い。新鮮なまま、身体にいれたくなる味なのだ。
空でもかわいい瓶
空になっても瓶はかわいい。小さい身体でちょこん、と立っている。そうか、背丈が低いから子供のように見えるのかもしれない。子供の、瓶だ。
河川敷に生えていた植物を瓶に生けた。おしゃれなちびっこが大きな植物を抱えてるみたいで愛らしい。
n.e.o プレミアムジンジャーエール。
デザインで、心地よくさせてくれる。
飲めば、身体が喜ぶ。
そして、瓶だけになっても、日々を明るくしてくれた。
こういう、生活を豊かにしてくれるモノに、僕は惹かれるのだ。
そして、そう思わせてくれるモノにはきっと、作り手のオモイが詰まっているに違いない。
お中元などのプレゼントやギフトとしてもいいだろう。