夏の訪れとともに、涼やかで心地よい和の装いが恋しくなる季節。そんな時にぴったりなのが、京都の老舗着物店とのコラボレーションによって生まれた「雅甚平(みやびじんべい)」です。伝統の技と現代の快適さを融合させた一着は、ただの部屋着にとどまらず、街歩きやちょっとしたお出かけにも活躍してくれる優れもの。本記事では、その魅力をたっぷりとご紹介します。
2つのスタイルから選べる、現代感覚の甚平
「雅甚平」は、クラシックな【甚平スタイル】とモダンな【ヘンリーネックスタイル】の2タイプから選べる仕様。どちらも天然素材を使用し、伝統的な意匠を大切にしながらも、日常生活に溶け込むディテールが加えられています。
◆伝統を継ぐ【甚平タイプ】

衿元には、首まわりをシャキッと見せる硬めの芯を使用し、腰部分には柔らかい芯を配することで、見た目の美しさと着心地の良さを両立。

袖や脇には通気性抜群のはしごレースを施し、蒸し暑い日本の夏でも快適に過ごせる仕様です。

さらに、モダンな感覚で仕立てた前ポケットや、サイズ調節が可能な長めの結び紐など、細部にも機能的な工夫が光ります。しっかりと和のスタイルを保ちつつ、今のライフスタイルにも合う仕様が嬉しいポイントです。


◆都会的な印象の【ヘンリーネックタイプ】

もう一つの選択肢、ヘンリーネックタイプは、襟元を共布で細く縁取ったシンプルなデザイン。小さめのボタンを2か所に配し、すっきりとした印象に仕上げています。左胸には丸みを帯びた可愛らしいポケットを設け、ちょっとした小物を収納するのにも便利。カジュアルで涼しげな印象が、街歩きにもぴったりです。

下衣にも注目!現代的な工夫が満載
甚平のボトムスにも、嬉しいディテールがたくさん。見た目は伝統を守りつつも、機能性はしっかりと現代仕様に。
・ボタンとファスナー付きで、着脱がよりスムーズに。
・後ろとサイドには実用的なポケットを配置。スマホや小物をサッと収納できます。

こうした配慮により、部屋着としてはもちろん、夏祭りや旅行先でのリラックスウェアとしても最適な1着になっています。

100年続く老舗着物店との共同開発による生地選び
「雅甚平」のルーツは、京都で100年以上続く老舗の着物店との出会いから始まりました。吸湿性の高い錦糸を使用し、しじら織や絣といった日本の伝統的な織り柄を巧みに取り入れた生地が使用されています。

これにより、肌ざわりが良く、なおかつハリがあり、見た目にも高級感が漂います。和の美を感じさせつつ、現代の感性とも調和する一着へと昇華されています。
選べる柄と色で、あなたらしい甚平を
「雅甚平」では、伝統柄と現代の色使いが絶妙に融合したラインナップが魅力。以下に代表的な柄をご紹介します。
- 黒霧雨:縦横に細い糸が走る霜降り調。シックで誰にでも似合う落ち着きのある柄。


- 黒しじら:深みのある墨黒と透け感のある織りが大人の色気を演出。


- 夜雨:白い縞模様が黒地に映え、シャープな印象。江戸時代から続く伝統柄。


- 灰縞しじら:深いグレーに繊細な縞柄が映える、粋な雰囲気の「大人甚平」。


- 生成り絣:軽やかな生成り色に黒帯がアクセント。目立ちすぎない上品な存在感。


- 藍しじら:藍鉄色が涼やかな表情を演出。日本人の心に馴染む伝統色。


- 藍夜雨:白と紺のコントラストが涼しさと清潔感を感じさせる柄。


- 墨楊柳:楊柳独特の縦皺が清涼感を演出。和の趣をしっかり残した風情豊かな一着。




「雅甚平」で、夏の風をもっと心地よく
天然素材の心地よさ、丁寧な仕立て、日本の伝統美と現代の機能性が一体となった「雅甚平」。夏の夜風にそよぐその涼やかな着心地は、きっと日常をちょっとだけ上質にしてくれるはず。
ギフトにもおすすめの一着。父の日やお誕生日、特別な夏の贈り物としても、きっと喜ばれるでしょう。

あなたも、この夏は「雅甚平」で和の風情をまとうひとときを。